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千葉の国産材「山武杉」を求めて千葉県山武市へ行ってきました 山武・山武杉

TOMOSU 山武杉を求めて山武市へ

古来から、私たちの生活に近い存在である「杉」。

 

加工がしやすいことから、住居用建材や曲げ物として重宝されてきました。

 

杉には、吉野杉、縄文杉、秋田杉…と、たくさんの銘木が存在します。

 

その中でも私たちTOMOSUが注目し、その存在をみなさんに知ってほしいと考えているのが、千葉県山武市の国産材である「山武杉」です。

 

今回は山武杉についてもっと知るため、千葉県山武市へ山武杉を訪ねました。

 

 

山武市について

 

山武市は、千葉県の中心あたり、九十九里浜のちょうど真ん中に位置します。

 

観光業と農林を主産業としていて、夏には九十九里浜目当てのサーファーたちで賑わいます。

 

農林業の主である山武杉の栽培は、なんと江戸時代から続く産業で、近年の後継者不足が悩みの種となっているそうです。

 

今回はここ山武市で、山武杉を使った建築や製材に携わる石井工業(株)さんにお話を伺いました。

 

 

 

山武杉は山武の財産。もっと人々に知ってもらいたい。

TOMOSU 山武杉 石井工業(株)様

▲左:石井工業(株) 石井涼平さん 右:TOMOSU代表 大久保

 

石井工業(株)さんは、「地産地消」にこだわり、地元の気候風土で育った山武杉を使った住宅を造っています。

 

石井工業(株)さんの後継者であり、営業役を務める石井涼平さんはこう話してくれました。

 

「山武杉は通常の杉材よりも硬いため建材に適していますが、林業従事者の減少から山を手入れする人が足りず、山の更新が進みません。

 

杉特有の、「溝腐れ病」という樹病も流行しており、山の手入れをする人を増やすことが急務になっています。

 

私たちを始め山武市では、もっといろいろな人に山武杉という存在を認知してもらうために様々な取り組みをしているので、こうやって着目してもらえることは嬉しいです。」

 

 

また、山武杉独特の赤みがかった木目も、「温かみがあって美しい木目」だと教えていただきました。

 

 

まずは、石井工業(株)さんのショールームを拝見させていただきます。

 

 

TOMOSU 山武杉 石井工業(株)様 ショールーム

石井工業(株)さんのショールームでは、何から何まで山武杉!

 

柾目の美しい建具や、重厚なテーブルに圧倒されます。

 

入った瞬間に木の心地よい香りも素晴らしい。

 

 

 

TOMOSU 山武杉 石井工業(株)様 ショールーム2

フローリングやスリッパホルダーまで山武杉。

 

淡い紅色の、はっきりとした木目が非常に美しいです。

 

 

石井さん曰く、

「広葉樹などの硬質な木と比べたら傷はもちろんつくので、フローリング等には合わないと言う人もいますが、これもアジなので結局は好みなんですよね。」

 

暮らしに使うものなので、傷がつくのはなんでも一緒。それすら楽しんでしまうという考えに憧憬を感じてしまいます。

 

 

TOMOSU 山武杉 石井工業(株)様 ショールーム3 積み木

こちらは山武杉で作った積み木。

 

木育プロジェクトで使用したり、復興支援で提供したりもしたそう。

 

もちろん、石井工業(株)さんのHPより購入可能です。

「山武杉の積み木」販売始めました。

 
山武市では、市内の一歳半検診に来るお子様に、この積み木をプレゼントする木育の活動も行っています。

 

写真では見えませんが、パッケージには山武市公式キャラクター「SUNムシくん」が。

 
 

その後も山武杉についていろいろと教えていただいて、製材所も見せていただきました。

 

 

 

 

山武杉の製材 -一部が傷んでいる木も、使えるところは大事に使う-

TOMOSU 山武杉 製材所

製材所は、ショールームの真向かいにあります。

 

丸太や材木が並んでいるのが目に入り、これが全部山武杉か、と驚いてしまいます。

 

 

TOMOSU 山武杉 丸太

所内には、丸太がごろごろと。

 

石井工業(株)さんでは、山主さんから直接「これください」と買い付けてくるそうです。

 

山との距離感が近いからこそ、山武杉という財産の発信ができるのでしょう。

 

 

 

TOMOSU 山武杉 自然乾燥

TOMOSU 山武杉 自然乾燥2

木材は全て自然乾燥させてから使用するそうです。

 

「機械で乾燥させる方が全然早いんですが、自然に乾燥させた方が反りも少ないし、色味も良くなります。」

 

機械を使わずに、手間暇をかけて良いものを、という考えがステキです。

 

 

 

TOMOSU 山武杉 製材

こちらが製材前の丸太です。

 

一部が溝腐れ病によって傷んでしまっていますが、その他の部分は至って健康。

 

使える部分のみ製材して材木にするそうです。

 

もちろん手間はかかりますが、伐採〜製材も自社で行うことでできる、木材を余すことなく使うというエコロジーなシステムです。

 

 

 

TOMOSU 山武杉 製材 ワークショップ

製材所内の隅には、こんなかわいい輪切りの山武杉が。

 

「ワークショップで使うそうです。注文があればこんなのも作るんですよ。」

 

 

 

山武杉をすっかり気に入ってしまったTOMOSUクルー。

TOMOSU 山武杉 節や部位について

最後に、今後ぜひともTOMOSUで山武杉を取り扱わせていただきたいという話をしたところ、

「どういった材が必要なのかさえ分かれば是非どうぞ。」という回答をいただきました。

 

 

 

 

「節とか、部位はどうする?」と聞かれましたが、

 

「それほど気にしないで良いと思っています。」と回答。

 

どの木でもそうですが、部位や節の多少などによって材木の価値が変わってくるためです。

 

 

 

 

TOMOSUが考える家具や雑貨について

 

節も年輪と同じでアジと捉えて、色ムラと共に楽しむ。

 

経年変化での色の変化や、季節によって手触りの変化を楽しむ。

 

節が多かったり抜けていたりする木もあるけれど、無垢の木を製品に使っているのだからそれは仕方のないことだと私たちは考えています。

 

TOMOSUではそんな、人々の生活に馴染むものづくりができれば良いと思っているので、すっかりこの山武杉を気に入ってしまいました。

 

この山武杉の魅力を発信し、認知してもらうことで、少しでもこの「千葉の銘木」の手助けをしたいと思っています。

 

 

 

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作りたいものをはっきり提示すると約束して石井さんと分かれたのち、山武市の市役所へ。

 

石井工業(株)さんを紹介していただいた農林課の方へご挨拶をしてきましたが、みなさん丁寧な良い方ばかり。

 

是非とも今後、長くお付き合いできれば良いな、と思わせる良い街でした。

 

 

 

少しでもこの街の魅力を発信できるよう、TOMOSUでは家具や雑貨のデザインをどんどん進めていきます!

 

石井工業(株)さん、ありがとうございました!

 

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